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| しばらく使い込むと、使う人の手に馴染み、その人だけのペンになります。万年筆のペン先はダイヤモンドの次に硬いイリジュームという金属を使っていますが、同じ人が使い続ければ、長い間に紙面との摩擦により同じ面だけが微妙に磨耗していきます。他人が書きづらくなる所以です。自分だけの万年筆の誕生です。使い込むほどに書きやすくなっていくのが万年筆です。 |
| 各部の名称 Ⅰ | |||||||||||||
◆万年筆のペン先の太さ
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| ◆天ビス…………クリップや内部機構をキャップチューブに留める部品。ねじ式あるいは圧入式が多い。 | |||||||||||||
| ◆クリップ………ペンをポケットなどに挟むための部分。 ◆胴軸……………インクやリフィールやペンシルメカニズムが入る部分。 |
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| ◆尻ビス…………胴軸の後端の部分。ねじ式あるいは圧入式が多い。 ◆尻軸……………胴軸の後ろのつまみのような部分。吸入式タイプの万年筆に多く見られます。 ◆首軸……………万年筆のペン芯やペン先が取り付けてある部分。あるいは、ローラーボールペン芯を取り付ける部分。 ◆ペン先…………ニブとも呼ぶ。ペン芯と組み合わせて、首軸に装着されます。 |
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| ◆ペン芯…………インクをペン先に流す機構。メーカーによって常に研究されており、色々な形状がある。これとペン先(ニブ)を組み合わせて、広い意味で、ペン先と呼ばれることもあります。 | |||||||||||||
| ◆口金 ペンシル(シャープペンシル)の先端部分で、芯とメカニズムをカバーする部分品。 ◆胴軸……………インクやリフィールやペンシルメカニズムが入る部分。 |
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| ◆コンバーター…インクコンバーター、あるいは吸入器とも呼ぶ。カートリッジインクに代えて、万年筆に取り付けてボトルインクからインクを吸入する器具。 | |||||||||||||
| ◆ボトルインク…瓶入りのインク。 ◆ペンシルメカニズム…ペンシル(シャープペンシル)の機構部分。 ◆カートリッジインク…装着するだけで、インクをペンに供給することの出来る使い捨てのインクタンク。メーカーによって形状が異なるが携帯に便利であり、使用方法も簡単なので多くのペンに使うことが出来ます。BLACK、BLUEBLACK、ROYALBLUE、TURQUOISEBLUE、BLUE、GREEN、RED等がある。そのほか、PERMANENT(永久に消えない)、WASHABLE(水に反応して容易に消える)もある。メーカーによって形状が異なります。 |
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| ◆リフィール……ボールペンやマーカーの替芯の総称。ボールペンリフィール(ボールペン芯)、ローラーボールリフィール(ローラーボール芯、あるいは水性ボールペン芯)、マーカーリフィールなどと、使用される筆記具によってそれぞれ呼ばれます。。 |
| 各部の名称 Ⅱ |
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| 専門用語 |
| ここでは、筆記具の説明の時によく出てくる専門用語的な言葉を集めました。 |
| 筆記具(特に高級筆記具)には色々な種類が有り、材質・インクの出し方等その全てを説明出来ませんが、一般的に使用されている専門用語を出来るだけ集めて、簡潔に説明させていただきました。 |
| 材質について |
| ■アクリル プラスチック系の材料ですが、①表面強度が強い②吸湿性が少ない の特徴がありますが、反面衝撃に脆い と言う弱点があります。各メーカーはこの弱点を克服すべく、他の樹脂(プラスチック)との混合で製品を 製造しています。アクリルの割合を増やせば筆記具の軸のツヤは見事に出ますが、脆いという弱点がでます。 その逆はツヤが無いということになります。モンブランのマイスターシュテュックの筆記具の軸は、このアクリルの割合が高く、独特のツヤを出しています。勿論、混合比率、混合物は企業秘密ですから公開されません。 |
| ■エボナイト、セルロイド エボナイトは万年筆などの軸材料として使われた一種の硬質ゴムです。成型しにくいこと、色が黒だけという制約もありますが、強度的にも安定しています。エボナイト、アルミは昭和初期まで万年筆の材料としてよく使われました。その後、セルロイドが出てきて、加工しやすく、複雑な色柄まで自由に出せると言う特徴を生かして色々なものがセルロイドで生産されました。万年筆にもセルロイドが多く使用されました。熱、力にはやや弱く、昭和30年頃以降にはプラスチック(ABS樹脂)が主流になりました。 |
| ■イリジウム 白金系の金属で非常に高価。金属の中でも硬度があり、万年筆のペン先(先端部)には欠かせない。同系にオスミウムがあり、これらを組み合わせて合金として使われる。硬く、酸(インク)に浸されないと同時に滑らかさも失わないので、万年筆にとって最も重要な金属です。 |
| ■金ペン <万年筆のペン先は使用するインクが酸性であるため、どうしても耐酸性の特質が要求される。このため耐酸性に優れた金が使われる。又、弾力においても他の金属に比べて金は優れています。 |
| ■金張り 熱と圧力による物理的な処理により金属を張りつけたもの。金量により、10金張り、14金張りと18金張りになります。 |
| ■金メッキ 化学的な処理により、金をメッキしたもの。主として電気メッキ(エレクトロプレート)により仕上げられています。 |
| ■金属材料 アルミニウム、銀、金などがあり、表面処理の仕方により、金張り、金メッキ、スターリングシルバー、ヴェンドームなどと呼ばれます。 |
| ■ゴールドプレート(コート) 金メッキ。 23.5Kを使用するのが普通です。 |
| ■シルバープレート(コート) 銀メッキのことです。 |
| ■スターリングシルバー 純銀。法定純度92.5%以上の銀と銅からなる合金。銅との合金は硬さをもたせる。製品には925と刻印する場合が多い |
| ■ ベースに銀を使い金メッキ仕上げしたものです。 |
| ■ロジュームコート ロジューム(白金系金属)は白色で、耐久性にすぐれ、硬く磨耗しにくいことからペン先にメッキ(ロジュームコート)で仕上げる。また、銀製品の硫化性防止のための表面処理として使われ、銀製品の表面が黒くならないのはこのロジュームコートによるものです。 |
| ■ラッカー 合成樹脂の溶液に顔料を混ぜた塗料。熱や湿度に強い。高級品には多重塗りが多い。 |
| ボールペンチップについて |
| ①クローム鋼ボール十快削黄銅ホールダー:低単価のボールペンに使用。寿命が短い。 ②超硬ボール十快削黄銅ホールダー:比較的低単価で一時的なボールペン用。ボールは摩耗しにくいが、ホールダーが摩耗しやすい。 ③超硬ボール十ステンレスホルダー:ボール、ホールダーとも摩耗に強く、主に高級ボールペンに採用されている。筆記寿命も長<、安定した品質が保てる。 ④ルビーボール十快削黄銅ホルダー:超硬ボールのかわりにルビーを採用してホルダーの摩耗を防止する。ルビーは、ダイヤモンドに次いで硬い鉱物で、しかもすべりが良いため、回転摩耗がないので、この組み合わせが多い。 ⑤ルビーボール十ステンレスホールダー:ルビーボールと摩耗の少ないステンレスホールダーの組み合わせによりボールの落ちこみをなくし、また、インクによる化学変化にも強い。(細書き用高級ボールペンなどが多く採用している) |

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